経営者向け特別情報

USBメモリにコピー・クラウド保存が危険な理由

事業データを失うことは「廃業へのスタートライン」に立つことを意味します。

廃業する経営者の多くが「USBメモリやクラウド保存への誤解」という共通点を持っています。

貴方も同じ誤解をしていませんか?

 

理由1.クラウドに「秘密」は無い

そもそもの話として、クラウドサービス企業の多くが「顧客情報」や「社外秘情報」をクラウドに置くことを推奨していません。

注意ポイント

・クラウド運営会社はユーザーのデータにアクセスしている。

・クラウドはサイバー攻撃の標的になりやすく、完璧な防御方法が存在しない。

・ユーザーや運営企業の「設定ミス」による情報漏洩を防ぐ方法が無い。

例えばGoogleは、GoogleDriveというクラウドストレージサービスを提供しています。

googleDriveはAIを使ってユーザーがアップロードしたすべてのデータを確認し、ポルノや犯罪行為、規約に違反するデータは、データ削除、警告、アカウント凍結を行うと公表しています。

Googleが2021年12月14日に、クラウドストレージサービスの「Googleドライブ」の利用規約を改訂し、ポリシー違反と判断されたファイルへのアクセスを制限する積極的な不正対策を段階的に導入すると発表しました。

また、ユーザーやクラウド会社の「設定ミス」により、データが意図せず誰でもアクセス可能になる事故が度々起こっています。

4月5日深夜から6日の朝にかけて、プロジェクト管理ツール「Trello」経由で個人情報が流出しているとする投稿がネット上で注目を集めている。閲覧設定を「公開」としていたことが原因とみられる。

誤解をしている方が多いのですが、クラウドは「社外」です。

運営会社にデータの中身を見られ、勝手に削除されることがある。

常にサイバー攻撃の脅威にさらされている。

たった一つの設定ミスでインターネット上に情報流出する。

社外秘情報をクラウドに置くのはやめましょう。

クラウドから情報流出が起こった時、お客様から「なぜ守秘義務情報をクラウドに置いたのだ!」と責められた時、何と言い訳するのですか?

秘密は社内に保管すべきです。

プロはこう考える

クラウドを使う場合は「社外秘」と「社外共有可」の情報管理規定を事前にしっかり設けてから使いましょう。

「社外秘」は社内のファイルサーバーに保管する。

「社外共有可」のみクラウドへの設置を認める、というルールが無いと、なし崩しに全ての社外秘情報が外部に流出します。

 

 

理由2.クラウド企業の経営はコントロールできない

急に流行りだしたかと思えば、1年も経たずにサービスが終了する。

クラウドサービスはそんな競争の激しい世界です。

ソフトウェア産業、ウェブサービス、ネット関連、通信事業者などのM&Aニュースを掲載。M&Aタイムスは、M&Aニュース配信NO.1サイトとして、M&Aニュースを毎日配信。M&Aアドバイザーや弁護士・会計士のインタビューも掲載。... | 1

貴方は自社事業のコントロールはできますが、クラウド企業の経営はコントロールできません。

事業データは企業の命です。

コントロールできないクラウド企業に命を預けて心中するのはお勧めしません。

大事な事業データは社内で大切に守りましょう。

プロはこう考える

クラウドサービスは、あくまで「補助的に使う」のが正解です。

もしサービスが終了したとしても代替方法が確保でき、事業運営に重大な支障が生じないことを確認してから使いましょう。

 

 

理由3.USBメモリに「気が向いたらコピー」は漏れだらけ

パソコンが故障した時に備えて、USBメモリに同じデータをコピーしていますか?

この「気が向いたときに手動で行うコピー」は、いざ!という時にまったく役に立たないことが以外と多いのです。

理由は、

注意ポイント

・不定期に行うのでコピーとコピーの間隔が長い。

・手作業なので対象のコピー漏れが生じる。

トラブル直前のデータで復旧するのが理想的ですが、実際にUSBメモリの中はこんなことになっていませんか?

注意ポイント

・2,3日前にコピーしたつもりが1週間以上前だった。

・「特別大事なファイルだけ」をコピーしていて他のファイルはまったくコピーしていなかった。

バックアップは気分で行うものではありません。

「気が向いたらコピー」ではなく「毎日自動で行われるバックアップ」で事業を確実に守りましょう。

プロはこう考える

事業データは編集や新規作成が毎日行われるので、毎日決まった時刻に自動バックアップを取るのがシステム管理のセオリーです。

また、故障、ランサムウェア感染、誤削除等、事故パターンによって復旧方法が異なります。

しっかりと事前想定を立てて適切なバックアップを備えましょう。

 

 

理由4.ランサムウェアはUSBメモリも一緒に暗号化します

ランサムウェアに感染すると感染したパソコン内のデータは暗号化されて使えなくなります。

パソコンにUSBメモリが接続された状態でランサムウェアに感染すると「パソコンと一緒にUSBメモリも一緒に暗号化」されてしまいます。

プロはこう考える

ご存じない方が多いのですが「普通のバックアップ」ではランサムウェア被害から復旧できません。

多くの企業や病院でバックアップまで暗号化されてしまい、事業データが全滅するケースが増えています。

ランサムウェアの被害特性を考慮した「ランサムウェア対策バックアップ」で事業データの全滅を防ぎましょう。

 

 

理由5.「コピーした後のデータ」は全滅です

USBメモリに入っているデータは「コピーした時点のデータ」です。

パソコンが壊れるのは「コピーした後」です。

つまり、コピー後に新規作成したファイルや編集した内容は故障と一緒に全て失われます。

パソコンの修理や買い替えの後は「USBメモリの古いデータ」が新たな混乱を引き起こします。

注意ポイント

・コピー後に編集した文言や数値が編集前に戻る。

・コピー後に作ったファイルが無い。

・コピー後に変更したパスワードが分からない。

プロはこう考える

「故障したらバックアップから戻す」は昭和の考え方です。

今は故障してもリアルタイムにデータを維持できるデータ保護技術や新しいバックアップ技術があります。

事業そのものを失う前に、データ保護特化型ファイルサーバーで事業を守ることをお勧めします。

 

 

他社事例から解決方法を学びましょう!

USBメモリやクラウドを使わずに、大切な事業データをどうやって守ればいいの?

これは全ての経営者様が抱える経営課題です。

そして私達が最も得意とする課題でもあります。

弊社が過去に解決した他社事例を公開していますので是非ご覧ください。

 

 

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